ハッシュタグとは?
インスタグラムのハッシュタグとは、投稿のコメント欄(キャプション記入欄)に、コメント以外に「#」のあとに言葉を入れて「#○○○」というように記入されている語句のことを指します。
上図の赤枠の部分がハッシュタグで、この投稿には…
#Philippeaudibert
#フィリップオーディベール
#ブレスレット
という、3つのハッシュタグが付いているいうことになります。ではこのハッシュタグとは、どんな意味があってつけられているのでしょうか?
ハッシュタグをつける意味
ハッシュタグは、先ほどの写真のように文字の色が青色になって表示されます。
この青色の文字にはリンクがはってあり、そこをタップするとそこに書かれている文字に関連する写真が一覧表示された画面に遷移します。
先ほどの投稿写真でいうと、3つのハッシュタグの中から例えば「#ブレスレット」をタップしてみます。
すると以下のような、「ブレスレット」に関連する写真が一覧表示された画面に遷移します。
ここに表示されている写真は、どの写真も「#ブレスレット」というハッシュタグがつけられた写真です。
逆に言えば、これらの写真の投稿を見ている人が、その投稿の中の「#ブレスレット」というハッシュタグをタップすれば、先ほどの写真がここに表示されるということになります。
また、インスタグラムの検索画面で「ブレスレット」と入力した場合には、「ブレスレット」という言葉が入ったハッシュタグが一覧表示され、そこからこの「#ブレスレット」かついた画像の一覧画面を見ることができます。
つまり、ハッシュタグとは、その写真がどんな画像なのかをわかりやすく分類するために付けるもので、言い方を変えれば、「自分の投稿をより多くの人に見てもらうための設定」ということもできます。
例えば、キレイな夕日を撮って、それを投稿する場合「#夕日」とタグ付けすることで、世界中の誰かが「夕日」で検索した場合にも、一覧に写真が表示されます。つまり、自分の知らない人が、そのワードで検索をして自分の画像を見てくれるかもしれないのです。
また、ハッシュタグは投稿する側ではなく、見る側になったとき(自分が検索する場合)にも大変便利です。ハッシュタグがつけてあると、自分が興味があるワードに関連した画像を簡単に探すことができますし、自分と同じような好みの人の画像も見つけやすくなります。
ハッシュタグのつけ方(注意点)
ハッシュタグは、1つの投稿で最大30個まで付けることができます。また、#のあとの言葉は、基本的にはどんな言語でも構わないのですが、いくつか注意点がありますのでまとめておきます。
特殊な記号は使えない
ハッシュタグには、「%」「&」「$」「@」などの特殊な記号は使えません。日本語、英語、数字を使用してください。日本語は漢字・カタカナ・ひらがな、どれでもOKです。英語の場合、大文字・小文字は反映されずにすべて小文字で表示されます。
#は必ず半角
「#」が全角になっているとタグ付け出来なくなるので、必ず半角で入力して下さい。
#と言葉の間にスペースをあけない
#と言葉の間にスペースがあってもタグ付け出来なくなるので注意が必要です。
尚、ツイッターの場合、ハッシュタグの前後に半角スペースが必要になってきますが、インスタグラムの場合は不要です。(入れてもOK)
言葉と言葉の間にスペースをあけない
言葉と言葉の間にスペースを入れるとタグ付け出来なくなります。例えば、「UNITED ARROWS」のようなワードの場合は、「UNITEDARROWS」のように、半角スペースを入れずに詰めて入力して下さい。
非公開にしている場合
非公開にしている人のハッシュタグがつけられている写真を見られるのは、本人とフォロワーのみです。ほかの人がそのハッシュタグで検索したとしても、非公開にしている人の画像は表示されません。
投稿したあとには、きちんとタグ付けされているか確認しましょう。下の写真のように、青い文字で表示されていたら、うまくタグ付けできているということです。
付けるワードの選び方
ハッシュタグに付ける言葉を選ぶ前にまず知っておきたいのは、インスタグラムの検索は実際の画像の意味や、説明の内容は一切関係なく、ハッシュタグとして使われている言葉のみで検索結果が出るということです。
また、この検索結果は人気の投稿が上部に9つ表示されて、後は新着順に表示されていくことも抑えておきましょう。
例えば犬の写真を投稿して、説明に犬という言葉を使ったとしても、ハッシュタグで「#猫」とだけ付けたとするならば、その投稿は「猫」という言葉でしか検索されません。
つまり、このハッシュタグにどんな言葉を選ぶかによって検索結果が決まるため、言葉選びはその投稿をどれだけ多くの人に見てもらえるかの鍵となります。それではこの言葉を選ぶときのポイントを見ていきましょう♪
検索ボリュームと投稿数を考慮する
まず、そのハッシュタグに使う言葉を検索する人がどれくらいいるのか(検索ボリューム)と、現在そのハッシュタグで投稿されている件数がどのくらいあるのかということを考えて、ワード選びをしましょう。
検索ボリューム(その言葉がどれくらい検索されるのか)については、具体的な数字は調べられませんので、そのワードを見たときの感覚でザックリと予想してみます。一方の投稿数は候補のワードを実際に検索してみればその数を調べることができます。
それでは、先ほどの犬の写真の投稿を例にとって、いくつかキーワードをピックアップして検証してみましょう♪
●ハッシュタグ別投稿数(2015年8月18日現在)
「#犬」投稿数:2,129,814件
「#トイプードル」投稿数:779,141件
「#トイプードル茶色」投稿数:14件
「#クリストファー花子」投稿数:0件
「犬」というワードは検索される回数が多いだろうというのは容易に予測できますし、「トイプードル」というワードも、「犬」までは多くなくても、人気の犬種ということを考ると、ある程度の検索ボリュームは期待できます。
それでは投稿件数の方はどうでしょうか。調べてみると「犬」というハッシュタグで投稿されているものは200万件以上あり、「トイプードル」でも80万件近くの投稿があります。
これらの投稿が、検索結果として画面にどのように表示されるかというと、上部に今人気の9つの投稿が表示され、その下は新着順に投稿が表示されます。
200万件とか80万件のボリュームになると、自分の投稿が表示されるのはほんの一瞬で、なかなか多くの人に目に付くのは難しいかもしれません。
ですがもしこの投稿が人気投稿になった場合、ものすごい数の閲覧者が予想されますので、その意味では外せないワードかも知れません。
今度は逆に投稿数が少ないワードを見ていきます。「#トイプードル茶色」というワードだと、投稿数は14件なので、そのワードが検索された場合かなりの確率でその投稿を見てもらえる可能性があります。また、茶色のトイプードルの画像を見たいという人は、少ないながらもいる可能性はありますので、このワードは狙い目かもしれません。
ちなみに最後の「クリストファー花子」というのは、この犬の名前だとします。だれも検索しないだろうという予想の元に、こんな名前を例としてつけてみました。
当然(?)投稿件数は0件でしたので、万が一「クリストファー花子」という言葉が検索されたときには、100%その投稿が目に付くことになります。
さて、この「クリストファー花子」というワードですが、投稿した本人以外にも、本人の家族や友達など、その犬の名前を知っている人達はいるかもしれません。
その犬の名前を知っている人にこの投稿を見てもらうためのハッシュタグとしては、この「#クリストファー花子」もアリかもですね。つまり、一部の限られたユーザー向けのハッシュタグとしてはこんなつけ方も有効かもしれません。
横文字はアルファベットとカタカナ両方で
ハッシュタグは、アルファベットとカタカナでかかれたものは同じ意味でも別のワードとして扱われます。例えば「バッグ」と「bag」では別のハッシュタグになりますので、できれば両方掲載しておきましょう。
日本語と英語のタグでグローバルに
インスタグラムの利用者は世界中にいます。そしてインスタグラムは文章ではなく画像がメインのSNSです。画像に国境はありません。日本語ワードを英語に訳したハッシュタグを加えるだけで、その対象は世界中に拡がります。例えば、空の写真に「#空」だけじゃなく、「#sky」と英語でのタグ付けもしてみたら、もっとたくさんの人に見てもらえるようになります。
まとめ
ハッシュタグは1つの投稿に30個までつけることはできますが、あまり多くのハッシュタグをつけると一つ一つが目立たなくなってしまいますし、投稿を見たときのバランスもあまりいいとはいえません。何よりもそんなに沢山のハッシュタグをつけるのは手間がかかって面倒くさい作業になります。
ポイントを抑えて効率的なハッシュタグをつけましょう♪